データバインディングとイベント処理|ASP.NET×Blazor入門 4.0
第4章:データバインディングとイベント処理
Blazorアプリの魅力は、ユーザーの操作に即座に反応するインタラクティブなUIを、C#だけで構築できる点にあります。JavaScriptを使わなくても、データの変化とイベントへの応答を型安全に記述できるのが大きな特徴です。
前章では、コンポーネント間でデータをやり取りする方法を学びました。ここではさらに一歩進めて、「ユーザーが値を入力する」「ボタンをクリックする」といった操作に、画面がどのように反応するかを具体的に見ていきます。
4.1 One-way / Two-way バインディング
まずは、データの流れが一方向(One-way)なのか、双方向(Two-way)なのかを確認します。@bind の裏側にある仕組みを理解することで、状態管理の考え方がより明確になります。
4.2 ユーザー入力とフォーム
ユーザーの入力を受け取るためには、適切な入力コンポーネントと、EditForm によるフォーム構成が欠かせません。ここでは InputText や InputSelect といったコンポーネントの使い方、そしてバリデーションの基礎を学びます。
4.3 イベントの種類とカスタムイベント
@onclick や @onchange など、Blazorが提供するイベントバインディングの書き方を確認します。さらに、カスタムイベントの定義方法や、独自の動作を持たせたい場合の設計方法も紹介します。
この章を通して、ユーザーの操作に応じてデータとUIが連動する、実践的なインタラクションの構築方法が身につきます。
次のセクション 「4.1:One-way / Two-way バインディング」では、データの流れの基本と、それをコントロールする方法を見ていきましょう。
下田 昌平
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