電子レシート情報管理方法、電子レシート情報管理プログラム及び電子レシート情報管理システム
課題
従来の電子レシート技術は、POS端末がインターネットに接続されていることを前提としていました。しかし実際の小売現場では、外部ネットワークに接続されていない、あるいは接続環境が整っていない端末が少なくありません。このような端末では電子レシートの発行ができないという問題がありました。
解決策
本特許は、取引データをHTTP GETリクエストとしてQRコードに変換する技術です。ネットワーク接続のないPOS端末でも、消費者のスマートフォンでQRコードを読み取るだけで電子レシートを取得できます。
取引情報の取得
POS端末で取引が完了すると、レシート出力要求とともに取引情報を取得。端末はネットワーク接続不要。USBケーブルやBluetooth等でデバイスと接続するだけで動作します。
文字データ変換とコード生成
取引情報を所定の文字数(約2,000文字以内)に変換し、HTTP GETリクエストとしてQRコードまたはバーコードを生成。ブラウザの互換性を考慮した文字数制限により、あらゆるスマートフォンで読み取り可能です。
コード表示と読み取り
消費者がレシートを希望する場合、デバイスの画面にQRコードを表示。消費者はスマートフォンで読み取るだけ。紙レシートを選択した場合はコードを表示しない制御も可能。
電子レシート生成
スマートフォンでQRコードを読み取ると、コード内のHTTP GETリクエストに基づいてサーバー側で電子レシートが生成・保管されます。消費者はブラウザ上でレシートを確認できます。
ビジネスへの価値
ネットワーク不要
インターネット接続のない環境でも電子レシートを発行可能。既存POS端末をそのまま活用。
アプリ不要
消費者は標準ブラウザでQRコードを読み取るだけ。専用アプリのインストールは不要。
消費者が選べる
紙レシートか電子レシートか、消費者が毎回選択可能。デジタルを強制しない設計。
導入の容易さ
シングルボードコンピュータ等の小型デバイスでも動作可能。低コストで導入できます。
技術的特徴
HTTP GETメソッドの採用
QRコードにPOSTメソッドを適用することは情報量の制約上困難です。GETメソッドを採用することで、スマートフォンでの読み取りと一般的なブラウザでの処理が可能になり、汎用性の高いシステムを実現しています。
2,000文字制限
現在普及しているウェブブラウザのURL文字数制限(約2,000〜10,000文字)を考慮し、HTTPリクエストデータを約2,000文字以内に制御。ユーザーのブラウザ環境を問わず動作します。
紙レシートとの共存
紙レシートの印刷要求を受け付ける機能を備え、紙レシートが選択された場合にはQRコードの表示を制御します。デジタルへの移行を強制せず、段階的な導入を可能にします。