紙レシートって、いつなくなるんだろう

買い物のたびに、レシートは当たり前のように渡される。

財布の隙間に差し込まれ、気づけばパンパンになっている。

経費精算の締切日に、机いっぱいに広げて、
あのとき何を買ったのか、思い出すために一枚ずつ確認する。

ポケットに入れっぱなしで、しわくちゃになったものもあれば、
久しぶりに着た礼服の内ポケットから、
1年前のレシートがひょっこり出てきて、
「こんなこともあったな」と一人で笑ってしまう。

会計後、注文を忘れて確認するためのレシート。
返品のとき、「ありますか?」と聞かれて探すレシート。

――こんなに使って、こんなに溜まって、
ちょっと面倒で、ちょっと懐かしくて、
でもやっぱり、そろそろ電子でよくない?って思う。

私たちがこの事業を始めたのも、そんな気持ちからでした。

レシートがもっとスッキリして、
スマホの中にまとまってたら、きっと便利。

もちろん、まだまだ全部は変わらないし、
紙も紙で、悪くないときもある。

でも、少しずつでも。
「あ、それ電子で見れますよ」って言える場面が増えたらいいなと。

そんなことを考えながら、
今日もレシートと向き合っています。

2025-06-15

下田 昌平

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