Blazorのルーティングとは?@pageの仕組みと画面遷移の基本|ASP.NET×Blazor入門 5.0

第5章:ルーティングとナビゲーション

Webアプリにとって「画面を切り替える」機能は欠かせません。 ユーザーがURLを指定してページを開いたり、画面内のリンクから遷移したり──。 こうした操作を支えるのがルーティングとナビゲーションの仕組みです。

Blazorは、サーバーでもWASMでも、C#の世界で完結するルーティング機構を提供しています。 本章では、以下の3つのセクションを通じて、URLとコンポーネントを結びつける方法と、ユーザー操作による画面遷移の制御を学んでいきましょう。

5.1 @page ディレクティブの意味

Blazorのルーティングの基盤となるのが、コンポーネントの先頭に書かれる @page ディレクティブ。 これがどのようにURLと結びついて動作するのかを詳しく見ていきます。

5.2 パラメータ付きルーティング

ユーザーのIDや記事のスラッグなど、URLにパラメータを含めて情報を渡したい場面は多くあります。 Blazorでは、C#コードで型安全にパラメータを受け取れるのが特徴です。

5.3 ナビゲーションリンクと遷移

画面遷移を行うためのリンクやボタンの作成方法、プログラムによる遷移制御など、実際のナビゲーション処理を整理します。

それでは次のセクションでは、ルーティングの第一歩となる「@pageディレクティブの意味」について詳しく見ていきましょう。

2025-04-20

下田 昌平

開発に関するインプットをアウトプットしています。